週刊少年Pox《少年とPox 第一話 出会い》
2010年7月15日コメント (11)その日、少年はMTGの大会に参加していた。フォーマットはレガシーで、使用デッキは環境最強とも噂されるZooである。
どうやら好調であるらしい少年は4回戦終了時点で全勝であり、周囲の参加者を唸らせるに十分な戦果を揚げていた。
5回戦のペアリングが発表されると参加者が群がり、各々のテーブル番号と名前を確認していく。勿論、少年は1番テーブルであり、その事実に一瞬、弛緩した表情を見せるも、すぐにそれまで保ち続けていた緊張の糸を張り直した。 そう、この5回戦が最終ラウンドであり、少年にとっては初優勝の掛かった、実に重要な試合になるのだ。
期待と不安を同時につのらせながら着卓すると、既に対戦相手がデッキをシャッフルしながら待っていた。細身で人相が悪く、全身黒尽くめな出で立ちのその男は、少年を一瞥するとその外見とは裏腹な飄々とした声で
「いやあ、若いねえ歳いくつ?俺みたいなオッサンじゃ若い人の引きの強さには勝てないなあ参っちゃうねどうも、まあよろしくね。」
と、一気にまくし立てられ、少年は半ば脅えながら
「よ…よろしくお願いします。」
と、返す他無かった。
少年は知るよしも無かったが今目の前に座るこの男こそ、界隈最強と噂されるPoxer、世界のMAであり、正にこれから、鬼畜の如きリソース簒奪劇が展開されようとしていたのである。
以下次号
どうやら好調であるらしい少年は4回戦終了時点で全勝であり、周囲の参加者を唸らせるに十分な戦果を揚げていた。
5回戦のペアリングが発表されると参加者が群がり、各々のテーブル番号と名前を確認していく。勿論、少年は1番テーブルであり、その事実に一瞬、弛緩した表情を見せるも、すぐにそれまで保ち続けていた緊張の糸を張り直した。 そう、この5回戦が最終ラウンドであり、少年にとっては初優勝の掛かった、実に重要な試合になるのだ。
期待と不安を同時につのらせながら着卓すると、既に対戦相手がデッキをシャッフルしながら待っていた。細身で人相が悪く、全身黒尽くめな出で立ちのその男は、少年を一瞥するとその外見とは裏腹な飄々とした声で
「いやあ、若いねえ歳いくつ?俺みたいなオッサンじゃ若い人の引きの強さには勝てないなあ参っちゃうねどうも、まあよろしくね。」
と、一気にまくし立てられ、少年は半ば脅えながら
「よ…よろしくお願いします。」
と、返す他無かった。
少年は知るよしも無かったが今目の前に座るこの男こそ、界隈最強と噂されるPoxer、世界のMAであり、正にこれから、鬼畜の如きリソース簒奪劇が展開されようとしていたのである。
以下次号
コメント
基本テクは大量にある
Poxerが「ふぇっふぇっふぇ」って笑ってそう
先読は禁則事項wwwwww
お許し下さいw
全面的に同意
来雷楼さん〉
そんなつもりはなかったが、読み返すと確かにそう見えなくもない。まあ派手な色合いの服着たPoxerとか見たくないでしょwww